「私の人生、なんだかんだ“走る”だった」──アスリートサポーター・絹川愛がもう一度走り出した理由(後編)

(EDUCOゼログラ アスリートサポーター就任記念インタビュー)

10年ぶりの「走る」感覚

中学時代は、単距離を中心に走っていましたが、自然と長距離にも挑戦するようになり、国体やハーフマラソンにも出場できるようになりました。
当時は「できちゃった」という感覚が強く、感覚的に走っていた部分が大きかったですね。孤独の中で、自分の感覚だけを頼りに走っていた時期でした。中学時代は、単距離を中心に走っていましたが、自然と長距離にも挑戦するようになり、国体やハーフマラソンにも出場できるようになりました。
当時は「できちゃった」という感覚が強く、感覚的に走っていた部分が大きかったですね。孤独の中で、自分の感覚だけを頼りに走っていた時期でした。

10年のブランクと身体の記憶

最近、久しぶりにタイムを測ってみたんです。10年も走っていなかったのに、身体が走り方を覚えていることに驚きました。
去年から今年にかけて、YouTubeなどで走り方の動画を見たり、フォームを研究したりするようになって、昔とは違う視点で走りを捉えられるようになりました。

今は、箱根駅伝やさまざまな大会の映像も簡単に見られるので、現役選手の走りから刺激を受けることも多いです。技術の進化、特にシューズやウェアの進化には本当に驚かされますね。

ゼログラとの出会いと衝撃

初めてゼログラソックスを履いたとき、テーピングをしなくても走れることに衝撃を受けました。私はテーピングが苦手だったので、靴下でその機能を代替できるのは本当に嬉しかったです。

実際に走ってみると、ふくらはぎの疲労感が少なく、ポンプのように機能してくれる感覚がありました。足が自然と前に出るような感覚もあり、膝下の動きがスムーズになった印象です。

走りの変化とゼログラの効果

スタイル(ストライド)が伸びたかどうかを測定したところ、ピッチが8〜10ほど上がり、ストライドも4cmほど伸びていました。設置時間も短くなり、走りのバネ感が増したように感じます。

ストライドを出すために意識しているのは、膝下から前に出す動きと、つま先で素早く蹴ること。ゼログラのテーピング機能が、最後の一蹴りをサポートしてくれるので、しっかりと前に出る感覚が得られました。

アーチのあるシューズも多いですが、ゼログラは足の筋力に直接アプローチしてくれるので、より力を発揮しやすいと感じています。

ゼログラをおすすめしたい人

ゼログラをぜひ履いてほしいのは、もっとタイムを縮めたいという方はもちろん、「速くなりたいけど、なかなか伸び悩んでいる人」。今の自分に限界を感じている人にこそ、一度フォームを見直すきっかけとして使ってもらいたいです。

正しいフォームを意識しながら練習すれば、タイムは必ず伸びると思います。悩んでいる人には「基礎に戻って走る」ことをぜひ試してほしいです。

私は今、リハビリの一環としてゼログラを使っています。10kmや20kmを楽に走れるようになるためのサポートとしても活用できると思います。

走ることの意味とこれから

そして、「走る」ということは、なんだかんだ言っても私の人生に戻ってくるもの。
最初の10年は、評価されるために走っていた部分もありました。
でも次の10年は、自分発信で挑戦し、楽しむ時間だったと思います。

そしてこれからの10年は、誰かのために頑張る時間にしたい。
今頑張っている人、悩んでいる人のサポートをしたいという気持ちが強くあります。

ゼログラと共に歩むサポーターとして

EDUCOは「一人一人に存在している可能性を引き出す」ことを目的とした商品とアスリートへの情報を提供しているーそのことを聞いて・・・。

私も、自分の陸上にかけてきたものがそのまま終わるのは違うという違和感。まだやれること、やりたいこと残っていると感じる。それを出し切りたいという思いがある。

それが指導でも、メンタル面の支えでも、話を聞くことでもいい。
「主役は今頑張っている人」であり、私はそのサポート役になりたいです。

私もzero-graのように、誰かの走りを支える存在になれたらと思っています。
悩んでいる人に寄り添い、アドバイスやサポートを通じて一緒に前に進めるような、そんなアスリートパートナーでありたいです。