レース後半の走りを左右するランニングエコノミー(下腿の傾斜)

ランニングエコノミー、皆さんは何を意識されてますか?
「ランニング」におけるー「エコノミー」ー無駄を省き、効率的に利用する。
これを向上することは、レースの特に後半において走りのパフォーマンスを大きく左右することになります。

ランニングエコノミーを向上(低下)させる要因として最初に考える必要があるのは乳酸です。筋肉中にこの乳酸が過剰に溜まってしまうと、疲労感の上昇・筋出力の低下などが起こり、パフォーマンスの低下が起こります。
乳酸を生み出すのは解糖系(速筋を利用した時に使いやすい)が主となり、マラソンや駅伝などではこの糖をなるべく温存してエネルギーロスを抑えることが、鍵になるということです。特に駅伝やマラソンなどのレース後半において、如何に疲労を蓄積させずにスピードを維持するか、このエネルギーを効率よく走ることの重要さが研究されています。

そのエネルギーロスに関わる要因として
〇第一に,筋肉を動かすためのエネルギーの要因として食事(エネルギーやミネラルなど)や代謝など生理学的要因があり
〇その他として、機械的なエネルギーの使い方であるランニングフォームや身体的特徴などのバイオメカニクス的な要因体型の問題、フォームや運動強度の問題、そして気候や路面などの環境的要因があると言われています。

EDUCO「gra-zero」がアプローチする視点としてはいくつかあります。下腿の傾斜≒足関節の角度
●足全体(アーチを含めた)のアライメント、足の剛性

●脚のスイング
この3つです。
今回は「下腿の傾斜」についてご紹介します。

下腿の傾斜とランニングエコノミー

下腿の傾斜とは、ランニングの接地時の下腿の角度です。下腿の角度は、接地スタイルと重心の位置の差に関係してきます。
リアフット(中心より踵に近い接地)での接地だと下腿は後方に傾斜しており、ミッドフット(足裏全体での接地)、フォアフット(前足部での接地)となるにつれ、後傾は軽減されてゆきます。
後でも紹介しますが、この後傾が強い程負担が増しまた反発を使いにくくなり、結果ランニングエコノミーが上がりにくいとされています。

●リアフットになりやすいケース


ですので現在では多くの選手がミッドフットでの接地を試み、タイムを競うランナーではフォアフットで走ろうとトレーニングを積んでいます。
しかし、ファンランニングやトレーニングがなかなか出来ない市民ランナーでは、そのような走法を習得するのは時間を必要とし、また経験豊富なランナーでもレースの後半には疲労からフォームが崩れ、また無理にストライドを確保しようとするとこの接地の位置が変化してきます。(フォアフットやミッドフットからリアフットに変化する)

そしてリアフットで走行を続ける際(下腿が後傾)反発力は前ではなく後ろに発生してしまいます。
また、走る・前に進むためには下腿の後傾を前傾まで持ってこなければならず、後傾が強いという事はその角度が広くなるという事になります。
角度が広くなると、その分脛骨が移動する時間が増えます。
それは同時に、その間の接地時間(足が地面に着いている時間)が延長するということでもあり、スピードのロスになります。
そして接地時間が長いということは、「ポン!」とバネの様に足を使えていないという事にもなります。
よくランニングで注意される「足の後ろ流れ」もこの接地の長さと関係します。

「zero-gra 」はこの下腿後傾から前方へスムーズにシフトをするのを強力にサポートします。
使用した選手の80%で接地時間率が減少しており、この脛骨の移動する時間が短くなっていることを別の角度から現しています。このように、スピードを上げようとストライドを伸ばす際に「蹴る」のではなく、「バネ」として足を使えるようになるということが、ランニングデータにおいて心拍数を維持しながらもストライドもピッチも向上するという数値として反映されており。ランニングエコノミーが向上に寄与していると考えることが出来ます。

「zero-gra」がサポート出来る理由/機能

EDUCO「gra-zero」は、足背外側引き上げ編みと、中央から下腿前面に縦のみに収縮する強化編みを施しており、接地して下腿が後方から前に移動するのをアシストしたり,接地時に足が落下する際の下腿前面の筋のサポートも行います。
また、フォアフットを維持しようとする際にも、足袋の形+第1中足骨を引き上げる強化編みによって、接地時が安定し、下腿が前にスムーズに誘導されるよう工夫しております。この脛骨の移動時間が短くなるという事は、足が設置している時間が短くなっている➡バネとして反発力を使えるようになっているとも考えられます。

こんな方におススメします!!

  • ランニングエコノミーを高め、最後まで力を出し切りたい
  • ランニング初級者で、踵接地してしまう負担を減らしたい
  • スムーズなストライドの増加で、ミッドフットを維持したい
  • フォアフットでの足底やふくらはぎの負担を減らしたい。反発をもっと使いたい

ランニングエコノミーを高めたい、レース後半もストライドを維持して、思いっきり力を出し切りたいという方は是非「zeroーgra」をお試しください。
次回は、あと二つの「接地時間率」「スイングの変化」についてのご紹介。
そしてEDUCOを履いているランナーの実際の変化などもご紹介してゆきますので、是非ページをお気に入りなどに登録してお見逃し無いようにしてください!